人材派遣の面接で腕まくりはNG?

面接での腕まくり人材派遣会社での仕事を得るまでの道のりとしては、登録時の人材コーディネーターとの面談から始まり、エントリーシートの記入、希望の職種などの聞き取りを終えて、実際の派遣先の紹介となります。

派遣先との面接は、派遣会社を通して設定され、一般の求人応募の面接とは少し違っていますが、お互いのマッチングのために人となりを知り、その人が実際にその企業で役立つのかを見定められる目的は同じです。

そのため、派遣先との面接では身だしなみをきちんとして挑むことが正解となります。

ところが、経験の浅い応募者では、どんな格好がただしいい身だしなみなのかを知らずにいることが多く、面接に合わない姿で受けてしまう人もいます。

面接はどんなものでも、基本的にはフォーマルであることを認識して、正しい服装で受けることが必要です。迷ったときは、冒険せずに控えめにしていたほうが良いのです。

人材派遣の派遣先との面接の目的

人材派遣では、応募者の経歴、経験や資格といったアウトラインは、面接の前の段階で、派遣会社の営業社員などによって伝えられております。そのため、そういった書類だけでは見えてこない適性を知りたいと派遣先企業としては考えるのです。
派遣先との面接
派遣先との面接は、まさにそうした部分を知る重要な機会となり、応募者の身だしなみ、話し方、振る舞いなどで面接官は情報を得ようとします。

話し方や性格は一朝一夕で変えられるものではありませんが、私たちは身だしなみを整えることでそうした部分を強化、補うことができます。

また、身だしなみが整っていないと、良い部分まで曇ってしまいます。

派遣先の面接官が好印象を持つような身だしなみをすることは非常に大切なのです。
汚れやシワはもちろんですが、腕まくりをしたり着崩したりするのも避けたいものとなります。

クールビス期間の人材派遣の面接で腕まくり?

近年、クールビズという取り組みが社会を上げて取り上げられています。

クールビスは、温暖化防止のために企業ができる取り組みで、エアコンの設定温度を控えるためにビジネスパーソンたちの服装を軽装に変えようというものです。

実際に行っている企業は増えてきましたが、人材派遣の派遣先企業との面接においては、クールビズの取り組みをどの程度応募者側が取り入れれば良いか分かりにくいものです。

クールビスと面接

クールビズ期間は5月から10月までとなっており、実に年間の半分を通してクールビズが行える現状では、面接日がクールビズ期間に設定されることも想定しておく必要があります。

人材派遣では、面接の前に比較的多くの派遣先の情報を得ることができます。
そこではソフト面の情報も含まれており、クールビズの情報もあります。

クールビズを行っていて、軽装で面接を受けても良いと言われた場合には、それに応じて対応するべきです。

クールビズであるかどうかが分からない時は、社会や気温がどんなにクールビズらしくても、我慢してスーツを着ていくことが必要です。

クールビズと腕まくり

クールビズの季節には、腕まくりをしたシャツ一枚で過ごすビジネスパーソンの姿をよく見かけます。

しかし、それは働いている時の一時的なものであり、それが正しいクールビズであるということではありません。

そういったビジネスパーソンも、お客様や取引先との面談などでは服装を正します。

ましてや、面接というフォーマルな場面では、腕まくりをしたり、着崩したりすることはないでしょう。

腕まくりはインフォーマル!半ぞでならギリギリセーフ

クールビズに加えて、カジュアルな社風を推進している企業などもあり、ビジネスパーソンの服装は多様化を極めています。

そんな中で、人材派遣の面接を受けるにあたっては、正しいビジネスの服装を知っておくことが大切です。

正しいクールビズ

・シャツは基本的に長袖を着ます。
長袖を腕まくりするのは避け、出来ないのであれば半袖を着ます。
面接などの正式な場では、面接前に直しても、腕まくりを下ろした後のシワが目立つのも避けたいものです。

・ネクタイは有。もしくはネクタイなしでもビシッと襟が立つシャツを。

・スラックスは夏用スーツの下か綿の地味なものを。
ジーンズや外縫いの縫い目のものは出来るだけ避けます。

・靴と靴下は変わらずビジネス用のものを。

以上の点を踏まえて、面接時のクールビズに生かしましょう。

クールビズというとカジュアルなイメージが強くなっていますが、イコールで考えるのは危険です。クールビズは「涼しいビジネスの服装」であって、ビジネスから離れてはいけないのです。

正しいクールビズは、ビジネスらしさを持ちつつも少し涼しい姿ということです。

人材派遣の面接で腕まくりはNG?

1.人材派遣の面接での腕まくりは悪印象
人材派遣の面接は、フォーマルな場として考えて、正しい服装で受けることが望ましく、ビジネスの正しい服装を知ることが大切です。自分が見られていることを意識した服装を心がけましょう。

2.人材派遣の派遣先との面接の目的
派遣先では事前の打ち合わせで得られた応募者の情報によってその人のアウトラインを知ることができますが、実際に会って話す面接での印象によって最終的に働けるかどうかを量ります。身だしなみが悪いことでその印象が悪くなることは避けた方が良いでしょう。

3.クールビス期間の人材派遣の面接で腕まくり?
クールビズの期間の面接では、派遣先企業の希望でクールビズを取り入れた服装で面接に行けることもあります。ただし、それは派遣会社を通して申し入れがあった時のみで、自分で判断してクールビズを行ってはいけません。

4.腕まくりはインフォーマル!半ぞでならギリギリセーフ
面接などの正式な場では、クールビズにも注意が必要です。腕まくりをしていたり、面接時にシャツにシワが残ったりするのは避けたいものです。ビジネスの場に合った服装を忘れないようにしましょう。

著者情報

著者情報プロフィール:佐藤 義弘
転職者の悩みに答える情報を発信している人事コンサルタント。様々な企業の人事の悩みに答えている。
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