人材派遣の面接で部活について聞かれた時の答え方は?

部活で学んだことを話すと人材派遣の面接では好印象になり得ます


人材派遣の面接で部活について質問された時は、部活で学んだことを話すようにしましょう。なぜなら人材派遣の面接官は、部活そのものに興味があるわけではなく、応募者の人間性や価値観を見ているからです。

この人間性や価値観は、部活をする上で経験したことや努力したことから表すことができます。そのためエピソードなどを交えて学んだことをアピールするとよいでしょう。

加えて人材派遣の面接では、結論から話すことも重要です。だらだらとエピソードが続くと何が言いたいのか伝わりにくく、面接官の興味を損なう可能性がありますので、先に結論を話してから、そこにたどり着くまでの過程を説明するようにしてください。

部活で得た「自分の強み」を強調しましょう

人材派遣の面接で部活について聞かれた場合、面接官が見ているポイントは「部活で得たもの=応募者の強み」です。この強みが具体的であればあるほど伝わりやすく、魅力的な人間であることのアピールになるでしょう。

例えばキャプテンをしていたなら「リーダーシップ性」、副キャプテンなら「指揮官を補佐する力」、マネージャーをしていたなら「サポート力」が自分の強みになるのです。そのほか役職がなくてもアピールできるポイントがいくつかあるので見ていきましょう。

・協調性
・コミュニケーション能力
・粘り強さ
・モチベーションを保つ力

球技など団体競技では仲間と一緒に目標を達成するためコミュニケーションや協調性が必要ですが、これは社会人にとって不可欠なものなので、大きな強みと言えます。またスポーツでは上手くいく時もあれば、思うような結果が出せない時もあるでしょう。

そこから身についた粘り強さやモチベーションを保つ力も、仕事をする上で重要とされるポイントです。このように仕事に活かせる強みを話すことで、面接官がイメージしやすく高評価に繋がります。

成績だけではなく、苦労の乗り越え方を話しましょう


部活の話をする上で分かりやすい説明の1つに、成績があります。「インカレで優勝した」と聞けば、そのスポーツに詳しくない面接官でも優秀であることは伝わるでしょう。

しかしそれだけでは内容が伝わりにくく、せっかくの好成績が薄っぺらく感じてしまうこともあるのです。そのため成績について話す場合は、「そこに辿りつくまでにどんな努力をしたのか」「どんな苦労があり、どんな方法で乗り越えたのか」に重きをおいて話すようにしてください。

筋道を立てて話すことで成績がより際立ち、面接官の興味を引くことができるでしょう。また部活に取り込んだ年数もアピールになります。

部活は楽しいことばかりではなく、辛いことや苦しいこともたくさんあったはずです。そうした中でも諦めず続けていたとなれば「継続力」があると判断され、仕事においても粘り強く頑張れる人間だと評価してもらえる可能性があります。

ただしこちらも年数を言うだけでは印象が薄くなってしまうので、際立ったエピソードを用意しておくとよいでしょう。

部活に入っていない人は、他に熱中していたことを話しましょう

学生といえば、学業の傍ら部活に励んでいるイメージがありますが、部活やサークルに入っていなかったとしても人材派遣の面接で不利になりことはありません。なぜなら企業のほとんどは、部活やサークルを重要としているわけではなく、あくまで応募者の「人柄を知りたい」と考えているだけなのです。

しかし当然のことながら「何もしていない」「遊んでいた」という回答では意欲性がなくマイナスのイメージになってしまうので、部活以外に熱中していたことを話すようにしてください。部活以外で好印象なものとして、以下のものが挙げられます。

・アルバイト
・ボランティア
・ゼミ
・資格獲得

アルバイト経験は社会に出てから活かせるものが多く、仕事に直結しているので十分なアピールポイントになるでしょう。ボランティア活動も貴重な体験から学ぶものがあるので、強みになるのです。

ゼミや資格獲得の場合は、将来を見据えた活動であることを強調して話せば、面接官に好印象を与えることができます。

(まとめ)人材派遣の面接で部活について聞かれた時の答え方は?

1.部活で学んだことを話すと人材派遣の面接では好印象になり得ます
人材派遣の面接で部活について聞かれた場合は、部活を通じて学んだことや得たものを話してください。このとき先に結論から話し、その後に努力したことなどのエピソードを交えてアピールすると効果的です。

2.部活で得た「自分の強み」を強調しましょう
人材派遣の面接では、部活で得た強みを強調しましょう。キャプテンをしていたならリーダーシップ性、マネージャーならサポート力、そのほかにも協調性や粘り強さなど、社会人にとって必要な強みを持っていることでアピールに繋がります。

3.成績だけではなく、苦労の乗り越え方を話しましょう
部活の話をする上で成績を話をする時は、その成績を取るまでの努力や苦労の乗り越え方などに重きをおくと高評価に繋がります。また長く部活を続けている場合は、「継続力」のアピールになりますが、こちらも際立ったエピソードがあるとよいでしょう。

4.部活に入っていない人は、他に熱中していたことを話しましょう
部活に入っていなくても面接で不利になりことはありません。しかし「何もしていない」「遊んでいた」という回答は意欲性がなくマイナスのイメージを付けられることもあるので、アルバイトやボランティアなど他に熱中していたことについて話してください。

著者情報

著者情報プロフィール:佐藤 義弘
転職者の悩みに答える情報を発信している人事コンサルタント。様々な企業の人事の悩みに答えている。
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